大阪高判平21・3・26交民42巻2号305項

普通貨物自動車を運転中対向車線をセンターラインを超えて走行してきた普通貨物車両に衝突し、頭部外傷Ⅱ型(脳震盪型)、頭部・顔面挫創、両足関節挫傷等の障害を負い、約10か月後に病状固定の診察を受け、自賠責で外貌醜状(14級11号)、頸部挫傷後の頸部痛・違和感(14級10号)、併合14級の認定を受け、高次脳機能障害の認定を求める異議申立てを行ったが非該当とされたX(男・固定時53歳・建設請負業)につき、高次脳機能障害を否定した原判決(大阪地裁)を変更し、事故により頭部に極めて大きな外力を受けて頭部外傷の障害を背負ったこと、その結果比較的早期に回復したとはいえ検討職障害があり、意識清明になるまで一定の時間を要したこと。事故後の症状は典型的な高次脳障害症状を呈していること、Xに軽度の知的障害が認められたこと、2度のSPECT検査からは軽度ではあるが脳血流の低下が認められたこと、長期間認知リハビリにあたった医師は高次脳障害と診察していること、本件事故以外を原因とする器質性・非器質性の精神障害が発生したことを認めるに足りる証拠は存在しないこと等を総合して考えると、頭部X線検査、CT検査、MRI検査における異常所見が認められないことを考慮しても、Xの本件事故後の症状は高次脳障害の症状であり、本件事故との因果関係が肯定できるとし、9級の精神障害が残在したと認定し60%の労働能力喪失を認めた。

弁護士に依頼するメリット

上記判例では、弁護士に依頼し後遺障害併合14級から後遺障害等級9級と労働能力喪失60%を認定した判例です。

後遺障害等級9級と労働能力喪失60%の差額について説明します。

例えば、上記の判例の被害者が、仮に53歳(男性)とした場合、逸失利益と慰謝料の計算を説明すると

裁判前 裁判後
年収 500万円 500万円
後遺障害等級 併合14級 9級
後遺障害慰謝料(裁判所基準を適用) 110万円 690万円
労働能力喪失 5% 60%
逸失利益 1,082,375万円 29,695,800円
ライプニッツ係数(5年間と過程) 4.3295
慰謝料 2,182,375円 19,888,500円

差額17,706,125円の増額となります。

・後遺障害の慰謝料は、裁判所基準で満額の慰謝料を獲得したケースとしています。
・上記金額には、入通院治療費等と休業補償などは含まれておりません。
・過失相殺はないものとします。
・上記内容は、シュミレーションであり、東京高判平21.3.26の原告とは無関係となります。

逸失利益の計算方法は

まとめ

いかがでしたでしょうか?弁護士に依頼すれば、慰謝料が何千万以上の増額が見込めます。さらに、後遺障害等級が不当に下げられたりしていた場合や、裁判所への代理人出廷や保険会社との交渉も弁護士が行ってくれますので、適切な後遺障害等級の獲得や、交通事故のあらゆる被害で損をしないためには、弁護士に依頼されることをご検討ください。

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